診療システム

「顧客第一主義」という言葉がありますが、私どもは、「患者様中心主義」をモットーとしております。患者さまに病状や治療法を理解していただくこと、患者様のさまざまな不安の除去を最優先としております。

「診療」とは、「診察」と「治療」よりなります。「診察」は「治療」と同等以上に大事な要素です。良い治療を行うためには、良い診察が必要となります。診察は十分な問診、聞き取りさらに詳しい検査から構成されます。
問診では、患者さまの全身状態、鼻疾患、食生活、仕事、趣味(楽器を演奏する、歌をうたう、スポーツをするなど)、嗜好品(飲酒、甘味、喫煙など)歯口清掃、顎関節、既往歴などを伺います。
詳しい検査では、歯周組織検査、虫歯検査、治療状態の検査、咬合(かみ合わせ)検査を行います。
この診察の過程から、患者さまの病状とその原因を深く探求する必要があります。

   ・治療計画 :

患者さまに治療法を決めていただくためには、治療計画を事前に示さなければなりません。診療室で口頭でのみ説明することほど不親切はありません。ただ、治療計画のみを記載し選んでいただいてもだめです。診察検査の意義と結果を記載し、写真や図を添付し、病状をご理解いただき、この原因についても説明します。対症療法だけでは、一旦は症状が緩解しても何度も同様な問題を繰り返してしまいます。原因そのものを除去することが本質的な治療です。当然治療法も複数の方法があります。これらについて、どなたにとってもこの治療法がよいという万能の治療法はありません。個々の患者さまの口腔内の状況に合わせてエビデンス(科学的根拠)をもった治療法を複数提案させていただきます。

民族自決権という言葉があります。自らの民族のことはその民族自身に自己決定権があるということでしょうが、民族自決権が他の民族の自決権(生存権,生活権)を否定したりしてはならないでしょう。歴史上、様々な民族間の紛争や誤解は、双方に正しい客観的な情報が提供されなかったことに起因する場合が多々ありました。
その日の気分で今日、どんな服装ででかけるか、昼食を何にするか、つぎの連休は家族とどう過ごそうか、当然、当事者であるあなたご自身がご家族と相談して決定していることと思います。同様に医療の選択も、患者さまご自身に選択する権利があります。ところが、そのためには、われわれ医療サイドが患者さまに対し十分な診察を行い、病状や複数の治療方法についての経験則と科学的根拠に基づいた情報を提供する必要があります。十分な正しい情報が提供されないままに、患者さまがご自身の治療方法を選択することは、誤った自己決定権の行使をすることが危惧されます。

1)電話によるご予約:患者さまの口腔状況、ご希望を伺い、予約日時および診療時間を決定します。

2)初診:患者さまの歯科診療についてのご不安やご不満を伺います。さらに、詳細な問診、詳細な検査を行います。さらに検査結果をただちにご説明いたします。必要に応じて、レントゲン検査、CT検査をいたします。

3)検査結果報告書、治療計画書:治療計画を記載するものですが、主訴(患者さまが希望された事柄とその程度)、患者さんに行った検査項目の意義、検査結果、病状の説明、複数の治療法の特徴、治療期間、リスク、費用について、個別に書面を作製しお渡しして、これらの説明をやさしくわかりやすくいたします。(ICインフォームドコンセント、治療法の選択肢の提示、患者さまの自己決定権の尊重)

4) 自宅で、患者さま自身に治療法についてお考えいただき、なんどでもご質問いただいて、治療法を選択いただくか、他の医療機関にセカンドオピニオンを求められるか、一旦治療を中止するか、決めていただきます。いずれの選択の場合も、患者さまの診察をさせていただいておりますから、その後の、当院への通院、他院へ通院後の復院、他院への情報提供をサポートさせていただきます。

5)各治療のステップで、ご不明ご不安な事柄があれば、テレビ電話、電話、メールなどでご相談いただけます。

 

医療機材は、信頼性の高いものを使用し、交叉感染および器機の劣化を避けるため、適切な使用・保管基準を設けております。

     

ウォッシャーディスインフェクター

モレーンウォシャーディスペンサー:治療、手術後の管腔内まで、残留した汚染物質を洗浄除去します。

この、洗浄除去後に、オートクレーブにて、130度の高圧蒸気滅菌し、滅菌パックし保管庫に保存します。

     

 

 

                     高品質医療器具

2009.11.14サイト更新しました。